色彩検定3級では、64種類の慣用色名が試験範囲となっています。
慣用色名は、色を表す名前を覚えるだけでなく、その色がどのような特徴を持ち、どのような由来から名付けられたのかを知ることで、より理解が深まります。
この記事では、64種類の慣用色名を図鑑のようにまとめました。
一つずつ確認しながら、色への理解を深めていきましょう。
色彩検定3級で覚える64種類の慣用色名
色彩検定3級では、試験範囲として64種類の慣用色名が登場します。
この記事では、それらを赤系・黄系・緑系・青系・紫系・無彩色の色系統ごとに整理し、さらに日本の慣用色名と外来語の慣用色名に分けて紹介します。
色の特徴や名前の由来を確認しながら読み進めることで、それぞれの違いや共通点を理解しやすくなります。
気になる色から読むのはもちろん、最初から順番に読み進めながら、自分だけの「慣用色名図鑑」を作るような感覚で学習してみてください。

「教科書と少し色が違うかも?」と思う人もいるかもしれないね。
この記事では、色彩検定3級公式テキストの色に近づけるように、一色ずつ調整しているんだ!
でも、画面の明るさやスマートフォン・パソコンの設定によって、色の見え方は少し変わることがあるけど、「色の特徴を理解するための参考色」として、安心して学習に役立ててね!
赤系の慣用色名
赤系の慣用色名には、花や植物、自然の風景を由来とした日本の慣用色名から、海外で生まれた外来語の慣用色名まで、さまざまな色名があります。
鮮やかな赤からやわらかなピンク、深みのある赤紫まで幅広い色が含まれており、それぞれ異なる印象や特徴を持っています。
まずは赤系の慣用色名から、一つずつ確認していきましょう。
日本の慣用色名(和色名)
赤系の日本の慣用色名は、桜や梅、珊瑚など、自然や植物に由来するものが多く見られます。
色の特徴だけでなく、名前の由来にも注目しながら学ぶことで、より理解が深まります。
桜色
珊瑚色
紅梅色
牡丹色
茜色
朱色
煉瓦色
栗色
桜色(さくらいろ)
特徴
桜色は、桜の花びらを思わせる、やわらかな赤みを帯びた淡いピンク色です。
やさしく上品な印象を与え、日本らしい美しさを感じさせる色として親しまれています。
由来
桜色は、春に咲く桜の花の色に由来する慣用色名です。
古くから和歌や着物などにも用いられ、日本の春を象徴する色として親しまれてきました。
珊瑚色(さんごいろ)
特徴
珊瑚色は、海に生息する珊瑚を思わせる、やわらかな黄みを帯びた赤色です。
赤と橙の中間のような温かみがあり、明るくやさしい印象を与えます。
由来
珊瑚色は、宝石としても知られる珊瑚の色に由来する慣用色名です。
古くから装飾品として親しまれ、その美しい色合いが色名として用いられるようになりました。
紅梅色(こうばいいろ)
特徴
紅梅色は、紅梅の花を思わせる、やわらかな赤みを帯びた紅色です。
桜色よりも赤みが強く、上品で華やかな印象を与える色として親しまれています。
由来
紅梅色は、春に咲く紅梅(こうばい)の花の色に由来する慣用色名です。
古くから和歌や着物などにも用いられ、日本の春を彩る色の一つとして親しまれてきました。
牡丹色(ぼたんいろ)
特徴
牡丹色は、牡丹の花を思わせる、鮮やかな赤紫色です。
華やかで気品のある印象を与え、日本の伝統色の中でも存在感のある色として知られています。
由来
牡丹色は、大輪の花を咲かせる牡丹の色に由来する慣用色名です。
牡丹は「百花の王」とも呼ばれ、古くから美しさや華やかさの象徴として親しまれてきました。
茜色(あかねいろ)
特徴
茜色は、深みのある赤色で、落ち着いた印象を与える色です。
鮮やかさの中にも重厚感があり、日本の伝統色を代表する色の一つとして知られています。
由来
茜色は、植物のアカネの根から採れる染料で染めた色に由来する慣用色名です。
古くから染色に用いられ、日本では歴史のある伝統色として受け継がれています。
朱色(しゅいろ)
特徴
朱色は、鮮やかな黄みを帯びた赤色です。
明るく目を引く色で、力強さや活気を感じさせる色として親しまれています。
由来
朱色は、古くから顔料として使われてきた「朱(しゅ)」の色に由来する慣用色名です。
神社の鳥居や寺社建築などにも多く用いられ、日本人にとってなじみの深い色の一つです。
煉瓦色(れんがいろ)
特徴
煉瓦色は、赤みを帯びた茶色です。
落ち着きのある温かみを感じさせ、重厚感のある印象を与える色として親しまれています。
由来
煉瓦色は、建築材料として使われる煉瓦の色に由来する慣用色名です。
焼き上げた粘土特有の赤茶色を表す、日本の慣用色名として知られています。
栗色(くりいろ)
特徴
栗色は、熟した栗の皮を思わせる深みのある茶色です。
温かみと落ち着きがあり、秋を感じさせる色として親しまれています。
由来
栗色は、栗の実の皮の色に由来する慣用色名です。
秋の味覚として親しまれる栗の色から名付けられ、日本の自然を感じさせる色の一つです。
外来語の慣用色名(外来色名)
赤系の外来語の慣用色名は、海外で使われていた色名が日本でも広く用いられるようになったものです。
花や植物だけでなく、果物や飲み物、鉱物などに由来する色名も多く、それぞれ異なる特徴や印象を持っています。
ベビーピンク
サーモンピンク
バーミリオン
スカーレット
カーマイン
マゼンタ
ワインレッド
ボルドー
ベビーピンク
特徴
ベビーピンクは、やわらかく淡いピンク色です。
やさしさや可愛らしさを感じさせ、穏やかで優しい印象を与えます。
由来
ベビーピンクは、赤ちゃん用品や衣類によく見られる淡いピンク色に由来する外来語の慣用色名です。
乳幼児を連想させる優しい色として広く親しまれています。
サーモンピンク
特徴
サーモンピンクは、鮭の身を思わせる黄みを帯びたやわらかなピンク色です。
温かみがあり、親しみやすく優しい印象を与える色として人気があります。
由来
サーモンピンクは、鮭(サーモン)の身の色に由来する外来語の慣用色名です。
食材として身近な鮭の色から名付けられました。
バーミリオン
特徴
バーミリオンは、黄みを帯びた鮮やかな赤色です。
明るく力強い印象があり、目を引くアクセントカラーとしても用いられています。
由来
バーミリオンは、朱色に近い鮮やかな赤色を表す英語 vermilion に由来する外来語の慣用色名です。
日本では朱色に近い色として広く知られています。
スカーレット
特徴
スカーレットは、明るく鮮やかな赤色です。
情熱や活力を感じさせる色で、強い存在感と華やかな印象を与えます。
由来
スカーレットは、鮮やかな赤色を意味する英語 scarlet に由来する外来語の慣用色名です。
古くから衣服や染色などに用いられ、印象的な赤色として親しまれてきました。
カーマイン
特徴
カーマインは、鮮やかでやや青みを帯びた深い赤色です。
華やかさと力強さを兼ね備え、存在感のある印象を与える色として用いられています。
由来
カーマインは、天然色素であるカーマインの色に由来する外来語の慣用色名です。
古くから染料や顔料として利用され、美しい赤色として親しまれてきました。
マゼンタ
特徴
マゼンタは、赤と紫の中間に位置する鮮やかな赤紫色です。
彩度が高く、華やかで個性的な印象を与える色として知られています。
由来
マゼンタは、イタリアの都市「マジェンタ(Magenta)」に由来する外来語の慣用色名です。
19世紀に開発された染料が、この都市名にちなんで名付けられたことが由来とされています。
ワインレッド
特徴
ワインレッドは、赤ワインを思わせるような、深みのある暗い赤紫色です。
落ち着きと高級感があり、大人っぽく上品な印象を与える色として親しまれています。
由来
ワインレッドは、赤ワインの色に由来する外来語の慣用色名です。
熟成された赤ワインのような深みのある色合いから、この名前が付けられました。
ボルドー
特徴
ボルドーは、赤紫みを帯びた深みのある暗い赤色です。
落ち着きや高級感があり、シックで洗練された印象を与えます。
由来
ボルドーは、フランスのワイン産地であるボルドー地方の赤ワインに由来する外来語の慣用色名です。
ワインを思わせる深い赤色から、この名前が付けられました。
黄・橙・茶系の慣用色名
黄・橙・茶系の慣用色名には、花や植物、土など自然に由来する日本の慣用色名と、海外で親しまれてきた外来語の慣用色名があります。
明るく鮮やかな黄色から、温かみのある橙色、落ち着いた茶色まで幅広い色が含まれており、それぞれ異なる印象や特徴を持っています。色の違いを見比べながら、一つずつ確認していきましょう。
日本の慣用色名(和色名)
黄・橙・茶系の日本の慣用色名は、植物や自然の風景、土などに由来するものが多く見られます。
色の特徴と名前の由来を結び付けながら学ぶことで、それぞれの違いを理解しやすくなります。
山吹色
芥子色
黄土色
山吹色(やまぶきいろ)
特徴
山吹色は、山吹の花を思わせる鮮やかな黄色です。
明るく華やかな印象があり、春の暖かさや活気を感じさせる色として親しまれています。
由来
山吹色は、春に咲く山吹の花の色に由来する慣用色名です。
古くから和歌や文学にも登場し、日本を代表する伝統色の一つとして親しまれています。
芥子色(からしいろ)
特徴
芥子色は、くすみのある黄褐色です。
落ち着きのある温かな印象を与え、和風・洋風を問わず幅広く用いられる色として知られています。
由来
芥子色は、からし(芥子)の色に由来する慣用色名です。
和服や工芸品などにも用いられ、日本人に古くから親しまれてきました。
黄土色(おうどいろ)
特徴
黄土色は、黄みを帯びた茶色です。
土のような自然な色合いで、落ち着きや安定感を感じさせる色として親しまれています。
由来
黄土色は、天然の顔料である黄土の色に由来する慣用色名です。
古くから絵画や壁画などにも用いられ、身近な自然の色として知られています。
外来語の慣用色名(外来色名)
黄・橙・茶系の外来語の慣用色名は、海外で生まれ、日本でも広く使われるようになった色名です。
花や果物、食べ物などに由来するものが多く、それぞれの特徴や色の違いをイメージしながら学ぶことができます。
レモンイエロー
カナリヤ
マリーゴールド
クリームイエロー
ベージュ
ピーチ
ブロンド
カーキー
チョコレート
セピア
レモンイエロー
特徴
レモンイエローは、レモンの果皮を思わせる鮮やかな黄色です。
明るく爽やかな印象があり、元気で軽やかな雰囲気を感じさせます。
由来
レモンイエローは、レモンの果皮の色に由来する外来語の慣用色名です。
果実の持つ爽やかなイメージから、広く親しまれている色名です。
カナリヤ
特徴
カナリヤは、鮮やかで明るい黄色です。
彩度が高く、見る人に明るさや活発な印象を与える色として知られています。
由来
カナリヤは、鮮やかな黄色い羽を持つカナリアに由来する外来語の慣用色名です。
鳥の羽色を表したことから、この名前が用いられています。
マリーゴールド
特徴
マリーゴールドは、橙みを帯びた鮮やかな黄色です。
華やかで明るい印象があり、元気や活力を感じさせる色として親しまれています。
由来
マリーゴールドは、マリーゴールドの花の色に由来する外来語の慣用色名です。
花の鮮やかな黄橙色を表す色名として用いられています。
クリームイエロー
特徴
クリームイエローは、クリームを思わせるやわらかな黄色です。
白に近い淡い色合いで、優しく温かみのある印象を与えます。
由来
クリームイエローは、乳製品のクリームの色に由来する外来語の慣用色名です。
クリームのような淡く柔らかな黄色から、この名前が付けられました。
ベージュ
特徴
ベージュは、黄みを帯びた明るい灰色です。
落ち着きと柔らかさがあり、自然で上品な印象を与える色として幅広く用いられています。
由来
ベージュは、未加工の羊毛や布の色に由来する外来語の慣用色名です。
自然な色合いを表す色名として、ファッションやインテリアでも親しまれています。
ピーチ
特徴
ピーチは、桃の果実を思わせる黄みを帯びた淡いピンク色です。
やわらかく明るい色合いで、可愛らしく親しみやすい印象を与えます。
由来
ピーチは、桃(Peach)の果実の色に由来する外来語の慣用色名です。
熟した桃のような優しい色合いから、この名前で呼ばれています。
ブロンド
特徴
ブロンドは、明るい黄みを帯びた金色です。
華やかさと軽やかさがあり、明るく上品な印象を与える色として知られています。
由来
ブロンドは、金色に近い髪色を表す英語 blonde に由来する外来語の慣用色名です。
欧米では髪色を表す言葉として広く使われています。
カーキー
特徴
カーキーは、くすみのある黄緑みを帯びた茶色です。
落ち着いた印象があり、自然やミリタリーをイメージさせる色として知られています。
由来
カーキーは、ヒンディー語で「土ぼこり」を意味する言葉に由来する外来語の慣用色名です。
砂や土のような色合いを表す色名として用いられています。
チョコレート
特徴
チョコレートは、チョコレートを思わせる深い茶色です。
温かみと重厚感があり、落ち着いた印象を与える色として親しまれています。
由来
チョコレートは、カカオから作られるチョコレートの色に由来する外来語の慣用色名です。
食品の色をそのまま表した、分かりやすい色名の一つです。
セピア
特徴
セピアは、赤みを帯びた深い茶色です。
落ち着いた雰囲気があり、どこか懐かしさや温かみを感じさせる色として親しまれています。
由来
セピアは、イカ墨から作られた褐色の顔料に由来する外来語の慣用色名です。
古くから絵画や写真の色調としても用いられてきました。
緑系の慣用色名
緑系の慣用色名には、植物や自然の風景に由来する日本の慣用色名と、海外で親しまれてきた外来語の慣用色名があります。
若葉を思わせる明るい緑から、深みのある落ち着いた緑まで幅広い色が含まれており、それぞれ異なる印象や特徴を持っています。
色見本を見比べながら、それぞれの色の違いを理解していきましょう。
日本の慣用色名(和色名)
緑系の日本の慣用色名は、草木や葉、自然の景色などに由来するものが多く見られます。
色の特徴と名前の由来を結び付けながら学ぶことで、それぞれの色の違いを理解しやすくなります。
萌黄
若竹色
鶯色
松葉色
青磁色
萌黄(もえぎ)
特徴
萌黄は、芽吹いたばかりの若葉を思わせる、明るく鮮やかな黄緑色です。
春の訪れを感じさせる、みずみずしく爽やかな印象を与えます。
由来
萌黄は、草木が芽吹くことを意味する「萌ゆ(もゆ)」に由来する慣用色名です。
新緑の若葉の色を表し、古くから親しまれてきました。
若竹色(わかたけいろ)
特徴
若竹色は、成長したばかりの竹を思わせる、明るくやわらかな緑色です。
清々しさと生命力を感じさせる色として親しまれています。
由来
若竹色は、若い竹の葉や幹の色に由来する慣用色名です。
竹は古くから縁起の良い植物とされ、その美しい緑色が色名として用いられました。
鶯色(うぐいすいろ)
特徴
鶯色は、くすみのある黄緑色です。
落ち着いたやさしい色合いで、和の趣を感じさせる上品な印象を与えます。
由来
鶯色は、鳥のウグイスの羽の色に由来する慣用色名です。
名前から鮮やかな緑色を想像されがちですが、実際は落ち着いた黄緑色として知られています。
松葉色(まつばいろ)
特徴
松葉色は、松の葉を思わせる深みのある緑色です。
落ち着きと力強さを感じさせ、日本の自然を代表する色の一つとして知られています。
由来
松葉色は、常緑樹である松の葉の色に由来する慣用色名です。
松は一年を通して緑を保つことから、縁起の良い植物としても親しまれています。
青磁色(せいじいろ)
特徴
青磁色は、青みを帯びたやわらかな緑色です。
透明感と上品さがあり、落ち着いた印象を与える色として親しまれています。
由来
青磁色は、青磁と呼ばれる陶磁器の釉薬の色に由来する慣用色名です。
美しい青緑色が特徴で、日本でも古くから親しまれています。
外来語の慣用色名(外来色名)
緑系の外来語の慣用色名は、植物や鉱物などに由来するものが多く、世界中で広く使われています。
明るく鮮やかな緑から深みのある緑まで、それぞれの特徴や印象の違いを見比べながら学んでいきましょう。
コバルトグリーン
エメラルドグリーン
ビリジアン
オリーブグリーン
オリーブ
コバルトグリーン
特徴
コバルトグリーンは、明るく鮮やかな青緑色です。
透明感があり、爽やかで清潔感のある印象を与える色として親しまれています。
由来
コバルトグリーンは、コバルト化合物を用いて作られた顔料の色に由来する外来語の慣用色名です。
絵画やデザインの分野でも広く用いられている色名です。
エメラルドグリーン
特徴
エメラルドグリーンは、青みを帯びた鮮やかな緑色です。
透明感があり、爽やかで美しい印象を与える色として知られています。
由来
エメラルドグリーンは、宝石のエメラルドの色に由来する外来語の慣用色名です。
宝石のような美しい緑色を表す色名として広く親しまれています。
ビリジアン
特徴
ビリジアンは、深みのある青緑色です。
落ち着きと鮮やかさをあわせ持ち、上品で洗練された印象を与える色として用いられています。
由来
ビリジアンは、ラテン語で「緑」を意味する viridis に由来する外来語の慣用色名です。
絵の具や顔料の色名としても広く知られています。
オリーブグリーン
特徴
オリーブグリーンは、オリーブよりも深みのある黄緑色です。
落ち着いた雰囲気があり、自然や森林を思わせる色として親しまれています。
由来
オリーブグリーンは、オリーブの葉のような深い緑色に由来する外来語の慣用色名です。
ファッションやインテリアでも広く用いられる色名です。
オリーブ
特徴
オリーブは、黄みを帯びた落ち着きのある緑色です。
自然を感じさせる穏やかな色合いで、ナチュラルで温かみのある印象を与えます。
由来
オリーブは、オリーブの果実や葉の色に由来する外来語の慣用色名です。
平和の象徴として知られるオリーブにちなんで名付けられました。
青系の慣用色名
青系の慣用色名には、空や海、植物など自然に由来する日本の慣用色名と、海外で親しまれてきた外来語の慣用色名があります。
淡い水色から深みのある紺色まで幅広い色が含まれており、それぞれ異なる印象や特徴を持っています。
色見本を見比べながら、それぞれの色の違いや名前の由来を理解していきましょう。
日本の慣用色名(和色名)
青系の日本の慣用色名は、空や植物、染料などに由来するものが多く見られます。
色の特徴と名前の由来を結び付けながら学ぶことで、それぞれの色の違いを理解しやすくなります。
浅葱色
空色
瑠璃色
群青色
藍色
浅葱色(あさぎいろ)
特徴
浅葱色は、緑みを帯びた明るい青色です。
爽やかで涼しげな印象があり、透明感を感じさせる色として親しまれています。
由来
浅葱色は、浅いネギの葉の色に由来する慣用色名です。
古くから染色にも用いられ、日本の伝統色として親しまれています。
空色(そらいろ)
特徴
空色は、晴れた日の空を思わせる明るい青色です。
開放感や爽やかさがあり、清々しい印象を与える色として親しまれています。
由来
空色は、澄み渡る空の色に由来する慣用色名です。
自然を身近に感じられる色として、古くから親しまれてきました。
瑠璃色(るりいろ)
特徴
瑠璃色は、深みのある鮮やかな青色です。
透明感と気品をあわせ持ち、美しく印象的な色として知られています。
由来
瑠璃色は、宝石の瑠璃(ラピスラズリ)の色に由来する慣用色名です。
古くから貴重な宝石として珍重され、日本でも高貴な色として親しまれてきました。
群青色(ぐんじょういろ)
特徴
群青色は、鮮やかで深みのある青色です。
力強さと落ち着きを感じさせ、絵画や工芸品などにも広く用いられています。
由来
群青色は、鉱物から作られた顔料「群青」の色に由来する慣用色名です。
古くから日本画などで使われ、美しい青色として親しまれてきました。
藍色(あいいろ)
特徴
藍色は、深みのある濃い青色です。
落ち着いた印象があり、日本を代表する伝統色として広く知られています。
由来
藍色は、植物の藍から作られる染料の色に由来する慣用色名です。
古くから衣類や布の染色に用いられ、日本の暮らしに深く根付いてきました。
外来語の慣用色名(外来色名)
青系の外来語の慣用色名は、空や海、鉱物などに由来するものが多く、世界中で広く使われています。
淡く爽やかな青から深みのある紺色まで、それぞれの特徴や印象の違いを見比べながら学んでいきましょう。
ベビーブルー
スカイブルー
シアン
ターコイズブルー
マリンブルー
コバルトブルー
ウルトラマリンブルー
ネービーブルー
ベビーブルー
特徴
ベビーブルーは、やわらかく淡い青色です。
優しさや清潔感を感じさせ、穏やかで爽やかな印象を与えます。
由来
ベビーブルーは、赤ちゃん用品や衣類によく用いられる淡い青色に由来する外来語の慣用色名です。
乳幼児を連想させる優しい色として広く親しまれています。
スカイブルー
特徴
スカイブルーは、晴れた空を思わせる明るい青色です。
開放感と爽やかさがあり、軽やかで清潔感のある印象を与えます。
由来
スカイブルーは、英語で「空の青」を意味する sky blue に由来する外来語の慣用色名です。
澄んだ空の色を表す色名として広く使われています。
シアン
シアンは、緑みを帯びた鮮やかな青色です。
透明感があり、涼しげで鮮明な印象を与える色として知られています。
由来
シアンは、印刷で使用される色の一つとしても知られる外来語の慣用色名です。
色料の三原色(CMY)の一つとして、幅広く利用されています。
ターコイズブルー
特徴
ターコイズブルーは、緑みを帯びた鮮やかな青色です。
海を思わせる美しい色合いで、明るく爽やかな印象を与えます。
由来
ターコイズブルーは、宝石のターコイズ(トルコ石)の色に由来する外来語の慣用色名です。
宝石の美しい青緑色から名付けられました。
マリンブルー
特徴
マリンブルーは、海を思わせる深みのある青色です。
落ち着きと爽やかさをあわせ持ち、自然を感じさせる色として親しまれています。
由来
マリンブルーは、海を意味する英語 marine に由来する外来語の慣用色名です。
海のような深い青色を表す色名として使われています。
コバルトブルー
特徴
コバルトブルーは、鮮やかでやや深みのある青色です。
力強さと透明感を兼ね備え、印象的な青色として親しまれています。
由来
コバルトブルーは、コバルト化合物を用いて作られた顔料の色に由来する外来語の慣用色名です。
絵画やデザインの分野でも広く用いられています。
ウルトラマリンブルー
特徴
ウルトラマリンブルーは、紫みを帯びた鮮やかな青色です。
深みと華やかさを兼ね備え、存在感のある印象を与える色として知られています。
由来
ウルトラマリンブルーは、天然鉱物ラピスラズリから作られた顔料に由来する外来語の慣用色名です。
古くから高価な青色顔料として珍重されてきました。
ネービーブルー
特徴
ネービーブルーは、黒に近い深い紺色です。
重厚感と落ち着きがあり、知的で上品な印象を与える色として広く用いられています。
由来
ネービーブルーは、イギリス海軍(Navy)の制服の色に由来する外来語の慣用色名です。
制服に使われた濃い紺色が、そのまま色名として定着しました。
紫系の慣用色名
紫系の慣用色名には、花や植物に由来する日本の慣用色名と、海外で親しまれてきた外来語の慣用色名があります。
淡くやさしい紫色から鮮やかで深みのある紫色まで幅広い色が含まれており、それぞれ異なる印象や特徴を持っています。
色見本を見比べながら、それぞれの色の違いや名前の由来を理解していきましょう。
日本の慣用色名(和色名)
紫系の日本の慣用色名は、花や植物に由来するものが多く見られます。
色の特徴と名前の由来を結び付けながら学ぶことで、それぞれの色の違いを理解しやすくなります。
杜若色
桔梗色
菖蒲色
茄子紺
杜若色(かきつばたいろ)
特徴
杜若色は、紫みが強い鮮やかな青色です。
青の爽やかさと紫の気品をあわせ持ち、印象的で美しい色として親しまれています。
由来
杜若色は、杜若の花の色に由来する慣用色名です。
鮮やかな青紫色の花にちなんで名付けられ、日本の伝統色として受け継がれています。
桔梗色(ききょういろ)
特徴
桔梗色は、やや青みを帯びた鮮やかな紫色です。
上品で落ち着いた印象があり、日本の伝統色として古くから親しまれています。
由来
桔梗色は、秋に咲く桔梗の花の色に由来する慣用色名です。
美しい紫色の花にちなんで名付けられ、日本では古くから親しまれています。
菖蒲色(あやめいろ)
特徴
菖蒲色は、鮮やかで深みのある紫色です。
華やかさと気品をあわせ持ち、存在感のある印象を与える色として知られています。
由来
菖蒲色は、花菖蒲の花の色に由来する慣用色名です。
初夏を彩る美しい花の紫色を表した、日本の伝統的な色名です。
茄子紺(なすこん)
特徴
茄子紺は、紫みを帯びた深い紺色です。
重厚感と上品さがあり、落ち着いた雰囲気を感じさせる色として親しまれています。
由来
茄子紺は、ナスの皮のような濃い紫がかった紺色に由来する慣用色名です。
その深く美しい色合いから、日本の伝統色として用いられてきました。
外来語の慣用色名(外来色名)
紫系の外来語の慣用色名は、花や植物、染料などに由来するものが多く、世界中で広く親しまれています。
淡くやさしい紫色から深みのある紫色まで、それぞれの特徴や名前の由来を理解しながら学んでいきましょう。
ラベンダー
モーブ
バイオレット
パープル
ラベンダー
特徴
ラベンダーは、青みを帯びた淡い紫色です。
やさしく上品な色合いで、落ち着きや穏やかさを感じさせます。
由来
ラベンダーは、ハーブとして親しまれているラベンダーの花の色に由来する外来語の慣用色名です。
花のやわらかな紫色から名付けられました。
モーブ
特徴
モーブは、やや灰みを帯びた落ち着きのある紫色です。
上品でやわらかな印象があり、ファッションやインテリアでも広く用いられています。
由来
モーブは、フランス語でゼニアオイを意味する mauve に由来する外来語の慣用色名です。
19世紀に合成染料としても広く知られるようになりました。
バイオレット
特徴
バイオレットは、青みを帯びた鮮やかな紫色です。
気品と華やかさをあわせ持ち、印象的な色として親しまれています。
由来
バイオレットは、スミレ(violet)の花の色に由来する外来語の慣用色名です。
美しい紫色を表す色名として世界中で広く使われています。
パープル
特徴
パープルは、赤みと青みをあわせ持つ鮮やかな紫色です。
高級感や神秘的な印象を与える色として広く知られています。
由来
パープルは、英語で「紫」を意味する purple に由来する外来語の慣用色名です。
古くは貴重な紫色の染料が用いられ、高貴な色として扱われてきました。
無彩色の慣用色名
無彩色の慣用色名には、白や灰色、黒に近い色を表す色名があります。
一見すると色の違いが分かりにくいものもありますが、それぞれ明るさや印象に違いがあります。
色見本を見比べながら、色の特徴や名前の由来を理解していきましょう。
日本の慣用色名(和色名)
日本の慣用色名には、素材そのものの色合いに由来するものがあります。
自然な風合いやわずかな色味の違いに注目しながら学んでいきましょう。
生成り色
生成り色(きなりいろ)
特徴
生成り色は、黄みをわずかに帯びたやわらかな白色です。
自然な風合いがあり、温かみや素朴な印象を与えます。
由来
生成り色は、漂白や染色をしていない布や糸の色に由来する慣用色名です。
素材本来の自然な色合いを表す色として親しまれています。
外来語の慣用色名(外来色名)
外来語の慣用色名には、素材や物の色に由来するものがあります。
明るさや深みの違いを見比べながら、それぞれの特徴を理解していきましょう。
アイボリー
シルバーグレイ
チャコールグレイ
アイボリー
特徴
アイボリーは、黄みを帯びたやわらかな白色です。
明るく上品な印象があり、落ち着きや温かみを感じさせます。
由来
アイボリーは、象牙を意味する英語 ivory に由来する外来語の慣用色名です。
象牙のようなやさしい白色を表す色名として広く用いられています。
シルバーグレイ
特徴
シルバーグレイは、明るい灰色です。
すっきりとした印象があり、上品で洗練された雰囲気を感じさせます。
由来
シルバーグレイは、銀(シルバー)のような明るい灰色に由来する外来語の慣用色名です。
金属の光沢を思わせる色名として広く知られています。
チャコールグレ
特徴
チャコールグレイは、黒に近い濃い灰色です。
落ち着きと重厚感があり、シックで洗練された印象を与えます。
由来
チャコールグレイは、木炭(チャコール)の色に由来する外来語の慣用色名です。
木炭のような深い灰色を表す色名として用いられています。
色彩検定3級の慣用色名64色を覚えて試験対策に活かそう
色彩検定3級では、慣用色名64色の特徴を理解しておくことが大切です。
慣用色名は色名だけを暗記するのではなく、「赤系」「黄系」「緑系」「青系」「紫系」「無彩色」のように系統ごとに整理して覚えることで、色の違いや特徴をイメージしやすくなります。
この記事では、試験範囲となる慣用色名64色を系統別にまとめ、それぞれの特徴を分かりやすく解説しました。
試験直前の復習はもちろん、色の違いを確認したいときにも活用しながら、色彩検定3級合格を目指しましょう。

同じ慣用色名でも、資料やWebサイトによって色味が少し違うことがあるんだ!
この記事では、色彩検定3級公式テキストを参考に、学習しやすい色見本を掲載しているよ。
慣用色名64色を理解できたら、次は色彩検定3級の重要ポイントを総復習してみましょう。
「色の三属性」や「PCCS」、「配色」などをあわせて確認することで、それぞれの知識がつながり、試験対策にも役立ちます。
ぜひ総まとめの記事も活用して、色彩検定3級合格を目指しましょう。
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