今回は、色彩検定3級で学ぶ「配色の基本」について解説します。
配色とは、ただ色を組み合わせることではありません。
色相やトーンの関係を考えながら組み合わせることで、伝えたい印象やイメージを表現できます。
これまで学んだPCCSや色彩心理、対比・同化の知識も配色の土台になります。
ここでは「統一」と「変化」という基本原理を理解し、次回以降の配色技法につなげていきましょう。
この記事で分かること
・配色とは何か
・配色の基本原理「統一」と「変化」
・色相・トーンを基準にした配色の考え方
・目的に合わせた配色の選び方
・色彩検定3級で押さえたいポイント
配色とは?色の組み合わせの基本を理解しよう
2色以上の色を組み合わせることを配色(はいしょく)と言います。
配色というのはただ適当に色を組み合わせるということではなく、一定のルールに基づいて色を組み合わせるということです。
このルールを学ぶことで求めるイメージに適した配色を作ることができます。
ルールをしっかり理解せず適当に色を決めていては配色とは言えません。
例えば目立つような配色をしようとする時、適当に似た色同士の2色を組み合わせた場合だと、色同士の見分けがつかず目立たせることができません。
一方配色のルールに基づいて、補色関係にある2色を組み合わせた場合だと、コントラストがはっきりして目立たせることができます。(図.1)


配色のルールを知っているだけで、伝わりやすさや見やすさは大きく変わるんだ!
色は「なんとなく」ではなく、目的に合わせて選ぶことが大切だよ。
配色の基本原理|統一性と変化を押さえる
色を調和させる配色を作るうえで、基本的な考え方は色の統一と変化です。
統一とは色を合わせるもしくは似た色を使って配色することです。
変化とは対照性のある色同士で配色することです。
では、それぞれ図を見ながら解説していきます。
統一性のある配色|まとまりを作るためのポイント
色相やトーンに何らかの共通性を持たせることで、統一感のある配色になります。(図.2)

図.2では、どちらも共通性のある色やトーンを用いて配色しています。
カレーのパッケージは温かみのある暖色系の色を使い、カレーの辛さや温かさを感じます。
ジュースのパッケージだと、橙色をメインとしたオレンジを連想させる色使いで、より一層オレンジ感を与え相手に飲みたいという印象を与えます。
このように統一された色で配色することで、対象のイメージをより一層感じさせることができます。
変化(対照性)のある配色|アクセントを生む組み合わせ方
補色関係にある色相同士や、対照的なトーン同士のような、色相差やトーンの彩度・明度の差が大きい色同士を組み合わせることで、強調的な配色になります。(図.3)

対照的な色同士で配色することで、インパクトのある印象を与えることができます。
対照的な色同士なので互いが互いを強調するように見える場合と、使う色の割合によっては片方だけ目立たせることもできます。

この統一と変化はあくまでも基本的な考え方だよ!
例えばトーンは同じだけど色相は補色関係にある2色だと両方の性質があるよね。
統一感を持たせつつも色の変化も楽しめる配色になるんだ!
こういった配色もできちゃうから面白いよね!
配色の考え方|色をバランスよく組み合わせるためのコツ
「さぁこれから配色を決めよう!」とした時に考えるのが色相とトーンです。
主に、
・「色相を基準にして作る配色」
・「トーンを基準にして作る配色」
・「色相とトーンを合わせて作る配色」
これらを基本として配色を考えていきます。(図.4)

「【色彩検定3級】PCCSの基礎を学ぼう」「【色彩検定3級】色が持つ色彩心理」などで色やトーンにはそれぞれ連想できるイメージがあることを学びました。
色相を基準にして配色を作る場合は、色相が持つイメージを中心とした配色ができます。
トーンを基準にして配色を作る場合は、トーンが持つイメージを中心とした配色になります。
そして色相とトーンを合わせて配色を作る場合は、色相とトーンのイメージを複合的に考えた配色を作ることができます。

「何を伝えたいか」を先に考えると、色相を基準にするのか、トーンを基準にするのかが決めやすくなるよ!
配色は目的から逆算して考えるのがポイントなんだ。

練習問題
最後にまとめ問題です。
それぞれの問いに答えてみましょう。
また( )に入る言葉を答えましょう。
答えは問題文をタッチすると表示されます。
お疲れ様でした。
練習問題は全問正解できましたか?
間違えた個所があればもう一度復習してみましょう!
今回は、配色の基本について学びました。
配色では、「統一」と「変化」をバランスよく取り入れることが大切です。
また、色相やトーンを基準に考えることで、伝えたいイメージに合った配色を作ることができます。
ここまで学んだPCCSや色彩心理、色の見え方の知識は、すべて配色につながっています。
この土台を踏まえて、次は応用へ。
具体的な配色パターンを「配色技法」で学んでいきましょう。
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